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Daily米株速報 2025/6/26

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年6月26日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

主要3指数はまちまち。エヌビディアが最高値を更新

トランプ大統領がイスラエル・イランの紛争は実質的に終わったと発言した一方、パウエルFRB議長が2日目の議会証言で政策金利を決定する前にまだトランプ関税の影響を見極めている段階だとの発言を受けて、主要3指数は直近高値近辺でもみ合ってまちまちとなった。AI半導体銘柄に対する物色気運が強まる中、エヌビディアが4%上昇して史上最高値を更新した。

パウエルFRB議長は前日の議会証言では「遅かれ早かれ(sooner than later)」政策金利は引き下げられると示唆して市場に好感されたが、本日は「トランプ関税の影響によるインフレはまだ来ていないが、今後数ヵ月に来るだろう」として利下げに対する市場の楽観がやや後退した。

経済指標では、5月の新築住宅販売件数は前月比-13.7%と市場予想の同-5.8%を下回り、年率換算62.3万戸で昨年10月以来の水準に低下した。

10年国債利回りは、FRBによる利下げ時期を巡る思惑が交錯する中、序盤に上昇したものの、午後には低下に転じた。ドル指数は小幅に下落、ドル円は145円台前半に上昇した。原油価格は米国内の原油・ガソリン需要の堅調さを示唆する統計が好感され、中東情勢の沈静化を受けた大幅な下落から4日ぶりに反発した。金価格も上昇。

セクター別には、情報技術が1%以上上昇したほか、コミュニケーションサービス、ヘルスケアがプラスとなる一方、不動産、生活必需品、公益事業など8セクターが下落した。

個別株では、エヌビディア(NVDA)がLoop Capitalのアナリストが目標株価をウォール街で最も高い250ドルに引き上げたことを受けて4.3%上昇。同アナリストは、エヌビディアが決定的に重要な技術を実質的に独占しており、強い価格決定力があるとコメントした。

EV向けに全個体電池を開発しているスタートアップ企業のクァンタムスケープ(QS)は、生産スピードとエネルギー効率を革新的に高められるとするセパレーターの処理技術「Cobra」を発表して+30.6%。

テスラ(TSLA)の欧州販売台数は前年比28%減と5ヵ月連続のマイナスとなって-3.8%。

引け後に3-5月期決算を発表した半導体メモリーのマイクロン テクノロジー(MU)は、AI半導体の需要拡大にともなうHBM(高帯域幅メモリー)の需要好調を受けて、3-5月期実績、6-8月期ガイダンスとも、売上・調整後EPSが市場予想を上回った。売上ガイダンスは市場予想の98.9億ドルに対して104-110億ドル。時間外取引で一時7%以上上昇した後、引け値近辺でもみ合っている。

【6月26日(木)の米国市場】
主な経済・企業イベント:シカゴ連銀全米活動指数(5月)、米耐久財受注(5月)
米実質GDP(1-3月期、確報値)、米新規失業保険申請件数(6月21日に終わる週)
米中古住宅販売成約(5月)、7年国債入札
クリーブランド連銀ハマック総裁があいさつ、バーFRB理事が講演
主な企業決算の発表:(寄り前)マコーミック(MKC)   (引け後)ナイキ B(NKE)
~見通し~
マイクロンテクノロジーの6-8月期売上ガイダンスの強さは、AI半導体に対する需要の強さを確認する形となり、AI半導体関連銘柄やテクノロジー株全般に対する物色が一層強まりそう。
SBI証券 投資情報部 榮 聡

主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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