(画像=SBI証券)
| この記事は2025年6月30日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版)：Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |
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S&P500最高値更新、ハイテク株がけん引
S&P500の最高値更新は２月以来となる。大型テクノロジー株が上昇をけん引し、エヌビディアは時価総額が４兆ドルに近づいた。エヌビディアのほか、マイクロソフトやアップルなどの大型テック株が買われ、指数を押し上げた。AI関連需要の持続的な成長期待が投資家心理を支え、米国経済のソフトランディング観測も追い風となった。
ミシガン大学が発表した6月の消費者マインド指数（確報値）は60.7と速報値の60.5から上方修正され、前月の52.2から大幅に改善。4カ月ぶりの高水準となった。同時に発表された5月のPCE統計では、食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数が前月比0.2％上昇。市場予想（+0.1％）をやや上回った。
業種指数はエネルギーとヘルスケアを除き上昇。
個別株式では、エヌビディア（NVDA）が1.7%上昇し、旅行関連株のカーニバル（CCL）は4.1%上昇。米国経済のソフトランディング期待と、消費者信頼感の回復により買われた。
一方で、半導体関連株のエンフェーズエナジー（ENPH）が-4.9%し、世界最大級の金鉱会社のニューモント（NEM）は-4.1%。
原油先物相場は前営業日比0.2ドル高の1バレル＝65.5ドル。米経済の回復による需要増加期待で堅調地合いを維持した。金先物相場は前営業日比60.4ドル安の1トロイオンス＝3287.6ドル。
米国債は下落（利回りは上昇）。発表されたインフレ指標を受けて、年内の利下げ観測がやや後退した。円相場は反落し、前日比25銭円安・ドル高の１ドル=144円60～70銭で取引を終えた。
【6月30日(月)の米国市場】
・MNIシカゴPMI（6月）
・ダラス連銀製造業活動（6月）
主な企業決算の発表
なし
～見通し～
関税の一時停止措置の期限が迫る中、米国と各国が具体的な合意に至らなければ新たな貿易摩擦が再燃する可能性がある点に注意したい。
SBI証券 投資情報部 植田 雄也
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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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