(画像=SBI証券)

この記事は2025年7月16日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版)：Daily米株速報 毎営業日午前更新予定

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ナスダック総合は連日の最高値更新、決算を発表した金融株に売り

7月15日(火)の米国株式市場では、主要3指数はまちまち。ナスダック総合指数は連日の最高値更新となった。決算を発表した金融株に売りが優勢になった半面、好材料が出た半導体などハイテク株の一角は買われ、相場を下支えした。

経済指標では、朝8時半に発表された6月のCPIは前月比0.3%上昇し、市場予想と一致したものの、前年同月比2.7%上昇と市場予想を上回った。食品とエネルギーを除くコアの上昇率は前月比0.2%、前年同月比2.9%といずれも市場予想を下回った。同時刻に発表された7月のニューヨーク連銀製造業景況指数は予想以上に改善し、5カ月ぶりのプラスとなった。

セクター別(全11業種)では、10業種が下落。素材とヘルスケアが安く、情報技術のみが高い。

個別株では、中国へのAI半導体販売を再開すると明らかにしたことでエヌビディア(NVDA)が+4.0%、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)が+6.4%。レアアース(希土類)生産大手のMPマテリアルズ(MP)が20.0%急騰。アップルは同社からレアアース磁石を5億ドル相当購入すると発表した。シティグループ(C)は4-6月期のトレーディング収入が市場予想を上回った他、自社株買い計画を明らかにしたことで3.7%上昇。一方、ニューモント(NEM)はCFO退任がサプライズと受け止められて5.7％下落。ウェルズファーゴ(WFC)は通期純金利収入見通しを引き下げたことで5.5%下落。JPモルガン・チェース(JPM)は投資銀行業務からの手数料収入が予想に反して増加したにもかかわらず0.7%下落。

原油先物相場は続落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月物は前日比0.46ドル(0.7%)安の1バレル66.52ドルで取引を終えた。ニューヨーク金先物相場は続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前日比22.4ドル(0.7%)安の1トロイオンス3,336.7ドルで取引を終えた。

米10年物国債利回りは前日比0.05%ポイント高い(価格は安い)4.48%で引けた。ドル指数は続伸、15日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前日比1円15銭円安・ドル高の1ドル=148円80〜90銭で取引を終えた。

【7月16日(水)の米国市場】
主な経済指標・イベント：
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
米PPI(6月)
米鉱工業生産(6月)

主な企業決算の発表：
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)　寄り前
バンク・オブ・アメリカ(BAC)　寄り前
ASMLホールディングス ADR(ASML)　寄り前
モルガン・スタンレー(MS)　寄り前
ゴールドマン・サックス(GS)　寄り前
プログレッシブ・コープ(PGR)　寄り前
PNCファイナンシャルサービシズ(PNC)　寄り前
キンダー・モーガン(KMI)　引け後

～見通し～
半導体を中心にAI関連銘柄にお金が集まっている模様。一方、これから発表される決算について、ハードルが相当高くなるだろう。

SBI証券　 投資情報部　潘　碩朋

主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500ｾｸﾀｰ別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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