経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/8/8

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年8月8日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

ソフトウエア関連株の下げが目立つ、半導体株の一角に買い

8月7日(木)の米国株式市場では、主要3指数はまちまち。米経済を巡る先行き不透明感が根強く、景気敏感株や消費関連株を中心に売りが優勢になった。ソフトウエア関連株の下げも目立っており、指数の重荷となった。一方、トランプ米大統領は6日、輸入する半導体に100%の関税を課す方針を表明したが、同日に追加投資を発表したアップルのように米国で製造しているか、製造を約束した企業は対象外になるとも述べた。米国への投資を表明している企業は高関税を避けられるとの観測から、アップルのほか、エヌビディアなど半導体の一角に買いが優勢になった。

経済指標では、朝8時半に発表された先週の新規失業保険申請件数は前回から市場予想以上の増加となった。継続受給者数も前回から増加し、市場予想を上回った。同時刻に発表された第2四半期の非農業部門生産性(速報値)は前四半期比2.4%増と、市場予想を上回った。単位労働コストは前四半期比1.6%増と、市場予想と一致した。11時に発表された7月のNY連銀1年先消費者インフレ予想は3.1%と、前回の3.0%から上昇した。

セクター別(全11業種)では、6業種が上昇。公益事業と生活必需品が高く、ヘルスケアと金融が安い。

個別株では、台湾セミコンダクター ADR(TSM)は米半導体関税の対象外との台湾政府発表を受け、4.9%上昇。アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)はアナリストが投資判断を引き上げたことが好感され、5.7%上昇。一方、イーライリリー(LLY)は経口肥満治療薬の治験が期待レンジの下限にとどまり、14.1%急落。前日引け後に決算を発表したサイバーセキュリティー関連のフォーティネット(FTNT)は第3四半期の売上高見通しがやや市場予想を下回り、22.0%急落。引け後、決算発表のエクスペディア(EXPE)は売上高とEPSが市場予想を上回り、通期業績見通しを上方修正したことを背景に時間外で急騰した。

原油先物相場は6日続落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前日比0.47ドル(0.7%)安の1バレル63.88ドルで取引を終えた。ニューヨーク金先物相場は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比20.3ドル(0.6%)高の1トロイオンス3,453.7ドルで取引を終えた。

米10年物国債利回りは前日比0.02%ポイント高い(価格は安い)4.25%で引けた。ドル指数は続落、7日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=147円10〜20銭で取引を終えた。

【8月8日(金)の米国市場】
主な経済指標・イベント:
米クーグラーFRB理事が辞任

主な企業決算の発表:
寄り前
テンパスAI インク(TEM)

~見通し~
景気の先行き不透明感から高値警戒感が高まりつつあり、一部AI関連銘柄だけが牽引している相場がいつまで続くかは疑問だ。
SBI証券  投資情報部 潘 碩朋

主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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