経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/8/14

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年8月14日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

S&P500、ナスダックは連日の最高値更新

8月13日(水)の米国株式市場は、12日(火)に発表された7月消費者物価指数を受けて9月FOMCで利下げされるとの期待が一段と強まって、大幅に上昇して寄り付き、S&P500とナスダックは連日の最高値更新となった。その後テクノロジー株には高値警戒から利益確定売りが膨らんでS&P500とナスダックは上げ幅を縮めて引けたが、ダウ平均は上げ幅を広げて引けた。

ベッセント財務長官が、FRBは9月に0.50%ポイントの利下げを行うべきで、合計で1.50~1.75%に達する一連の利下げが可能だとBloombergのインタビューで発言した。この発言を受けて市場では、9月の利下げを100%の確率で織り込んだ。

セクター別には、素材、ヘルスケア、一般消費財・サービスが上昇、コミュニケーションサービス、生活必需品、情報技術が下落した。マグニフィセント7銘柄は下落するものが多い中、AI関連事業の拡大を計画しているとの報道が支援材料となったアップル(AAPL)アマゾン ドットコム(AMZN)が上昇した。

債券利回りは、ベッセント財務長官の発言を受けて幅広い年限で低下。ドル指数は米金利低下を受けて続落、ドル円は147円台前半に低下した。原油価格は、週間在庫統計で原油在庫の積み増しが示されたことを受けて続落、金価格は金利低下、ドル安を受けて3日ぶりに反発。

個別株では、前日引け後に決算を発表したコアウィーブ(CRWV)は、積極的な投資拡大を受けて4-6月期のEPSが市場予想を下回り、7-9月期の営業利益ガイダンスも市場予想を下回ったことが嫌気されて-20.8%。

ステーブルコインを発行するサークル インターネット グループ(CRCL)が1,000万株の公募・売出し(公募が200万株、売出しが800万株)を発表したことから-6.1%。

地中海料理レストランのカバ グループ(CAVA)は、4-6月期の既存店売上の伸び率が市場予想を大きく下回り、通期の売上見通しを引き下げたことから-16.6%。

イーライ リリィ(LLY)はインドで肥満治療薬を発売すると発表して+3.3%。

引け後に5-7月期決算を発表したシスコ システムズ(CSCO)は、強いAI関連需要を背景に5-7月期の売上・EPS、8-10月期の売上ガイダンスとも市場予想を上回ったが、時間外取引は若干のマイナスで推移している。

【8月14日(木)の米国市場】

主な経済・企業イベント:
日本実質GDP(4-6月期、改定値)、中国鉱工業生産・小売売上高(7月)
ユーロ圏実質GDP(4-6月期、改定値)
米生産者物価指数(7月)、米新規失業保険申請件数(8月9日に終わる週)

主な企業決算の発表:
(寄り前)ディアー(DE)ゴリラ テクノロジー(GRRR)
(引け後)アプライド マテリアルズ(AMAT)

~見通し~
相場上昇をけん引していたAI半導体関連が上昇一服となっており、また、翌日に7月小売売上高の発表を控えて揉み合いになりやすいとみられる。
SBI証券 投資情報部 榮 聡

主要株価指数

主要株価指数

(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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(画像=SBI証券)

主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

S&P100種騰落率ランキング
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(画像=SBI証券)

その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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