(画像=SBI証券)
| この記事は2025年8月21日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版)：Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |
(画像=SBI証券)
テクノロジー株への売りが続く
8月20日（水）の米国株式市場は、ジャクソンホール会議を前に持ち高調整の動きが続き、前日に続いて大手テクノロジー株が売られてS&P500、ナスダックが続落、ダウ平均は前日に続いて小幅高を確保した。
午後2時に公表されたFOMC議事要旨では、大部分の委員は雇用のダウンサイドリスクよりも物価の上昇リスクをより懸念していることが示された。一方、「関税の影響を完全に見極めなくても利下げは可能」とする委員が数名いたことが判明した。9月FOMCでの利下げを支援する材料と捉えられ、公表後に相場の下げ幅は縮小した。
アップル、テスラ、アマゾン、アルファベットなどが下落。前日に9％以上下落していたパランティアテクノロジーは1.1％下落した。政府による出資計画を受けて上昇していたインテルは7.0％の反落。セクター別には、大手テクノロジー株が主導して一般消費財・サービス、情報技術、コミュニケーションサービスなど4セクターが下落、エネルギー、生活必需品、ヘルスケアなど7セクターは上昇した。
10年国債利回りは、小幅に続落。ドル指数も小幅続落、ドル円は147円台前半に低下した。原油価格は、週間在庫統計で原油在庫の減少が示されて上昇、金価格は市場のリスク回避を背景に上昇した。
個別株では、大手小売ターゲット(TGT)の5-7月期の利益は市場予想を上回り、通期のEPS予想も維持されたが、減収減益の厳しい状況が続いて-6.3％。来年2月にCEOが交代することも発表された。
ホームセンター大手ロウズ カンパニーズ(LOW)の5-7月期は2-4月期の減収から増収に転じ、通期の売上ガイダンスが上方修正されて＋0.3％。また、建材のFoundation Building Materials社を88億ドルで買収することを発表した。プロ向けの対応を強化する狙い。
【8月21日(木)の米国市場】
主な経済・企業イベント：
米新規失業保険申請件数（8月16日に終わる週）、S&Pグローバル米国製造業PMI（8月）
米中古住宅販売件数（7月）、ジャクソンホール会議（23日（土）まで）
主な企業決算の発表：
（寄り前）ウォルマート インク(WMT)
（引け後）ワークデイ A(WDAY)、ズーム コミュニケーションズ(ZM)
～見通し～
22日（金）のパウエルFRB議長の講演を前に引き続き神経質な動きが想定される。大手テクノロジー株の調整が一巡となるかが注目される。
SBI証券 投資情報部 榮 聡
主要株価指数
(画像=SBI証券)
債券・商品市況
(画像=SBI証券)
主要通貨
(画像=SBI証券)
S&P500日中足チャート
(画像=SBI証券)
ナスダック日中足チャート
(画像=SBI証券)
S&P500ｾｸﾀｰ別
(画像=SBI証券)
S&P100種騰落率ランキング
(画像=SBI証券)
その他主要銘柄
(画像=SBI証券)
※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
| ⚠免責事項・注意事項 ・レポートおよびコラムの配信は、状況により遅延や中止、または中断させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。 ・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても株式会社ファーストパートナーズ及び株式会社SBI証券（情報発信元を含む）は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。 重要な開示事項（利益相反関係等）について 投資情報の免責事項 【手数料等及びリスク情報について】 SBI証券で取り扱っている商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります（信用取引、先物・オプション取引、商品先物取引、外国為替保証金取引、取引所CFD（くりっく株365）では差し入れた保証金・証拠金（元本）を上回る損失が生じるおそれがあります）。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。 |
