経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/9/25

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年9月25日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

主要3指数とも続落、インテルが6.4%の上昇

9月24日(水)の米国株式市場は、金融当局者による様々なコメントを受けて利下げに関する市場の見方が割れる中、高値警戒感が意識されて主要3指数とも続落。前日引け後に発表されたマイクロンテクノロジーの決算はAI需要の強さを示唆したが、AI関連銘柄は利食いに押された。一方、米政府やエヌビディアの出資で注目を集めるインテル(INTC)は、アップルにも出資を要請したと報道され+6.4%となって、2日連続で上昇して終値ベースで先週の高値を上回って引けた。

経済指標では、8月新築住宅販売件数が年率換算80万戸、前月比+20.5%と市場予想の65万戸を大幅に上回った。住宅市場の回復は経済の減速が見込まれる中で下支えになると期待されるが、昨日の相場では市場の利下げ期待を後退させてマイナスに寄与した可能性があろう。

10年国債利回りは4.147%に上昇。住宅指標の改善に加え、オラクルなどによる大規模な社債発行の影響も指摘されている。ドル指数は上昇、ドル円は148円台後半に上昇した。原油価格は良好な景気指標、米原油在庫の減少を受けて続伸、最高値の更新が続いていた金価格は金利上昇を受けて4営業日ぶりに反落。

個別株では、前日引け後に6-8月期決算を発表したマイクロン テクノロジー(MU)は、AIデータセンター需要を背景に6-8月期実績・9-11月期ガイダンスとも市場予想を上回ったが利益確定売りが優勢となって-2.8%。調整後粗利率は3-5月期の39.0%、6-8月期の45.7%、9-11月期のガイダンス中央値51.5%と急速に拡大しており、需給のひっ迫を背景とした価格上昇が反映されているとみられる。

カナダのリチウム採鉱企業のリチウム アメリカズ(LAC)は、トランプ政権が10%までの株式取得を検討しているとロイターが関係者の話として伝えたことから+95.6%。同社はネバダ州でリチウム鉱山を開発しており、米政府には同社を支援してリチウム供給の中国依存を引き下げたい意図があるとされる。

カスタムAI半導体で注目されるマーベルテクノロジーグループ(MRVL)は50億ドルの自社株買いを発表して+7.3%。株価は失望を招いた決算発表で急落する前の水準を回復した。

アリババ グループ ADR(BABA)は、AIモデル「Qwen3ーMax」を発表、フィジカルAIでエヌビディアと提携、また、AIインフラへの投資を拡大すると述べて+8.2%。

【9月25日(木)の米国市場】

主な経済・企業イベント:
米実質GDP(4-6月期、確報値)、米耐久財受注(8月)
米中古住宅販売件数(8月)、米新規失業保険申請件数(9月20日に終わる週)
シカゴ連銀グールズビー総裁の講演
米7年国債入札

主な企業決算の発表:
(寄り前)アクセンチュア A(ACN)
(引け後)コストコ ホールセール(COST)

~見通し~
2日続落となったが、相場内容にさほど弱さは感じられず、引き続き上昇基調にあるとみられる。8月の中古住宅販売件数は年率換算395万戸、前月比-1.5%の予想。
SBI証券 投資情報部 榮 聡

主要株価指数

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(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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