
(画像=SBI証券)
この記事は2024年12月11日にSBI証券で公開された「目指せテンバガー!連続増収増益期待8銘柄」を転載したものです。 掲載記事:目指せテンバガー!連続増収増益期待8銘柄 |

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当ページの内容につきましては、SBI証券 投資情報部長 鈴木による動画での詳しい解説も行っております。東証グロース市場・スタンダード市場の中小型株を中心に、好業績が期待される銘柄や、投資家の皆様が気になる話題についてわかりやすくお伝えします。
目指せテンバガー!連続増収増益期待8銘柄
東京株式市場は底固い展開です。日経平均株価は11月半ば以降おおむね38,000~39,000円のボックス圏で推移してきましたが、12/3(火)には11/12(火)以来の39,000円台を回復(終値ベース)。米国では、堅調な景気・企業業績と利下げ期待が同居する好投資環境となり、主要株価指数が過去最高値圏の動きです。日本株は米株高の恩恵を受けてる形となっています。
日経平均株価は4万円近辺が広いボックス圏の高値抵抗ラインになっており、同水準が意識された利益確定とみられる売りが増えています。東証グロース市場も11月中旬以降はおおむね25日移動平均を下値抵抗ラインとする保ち合い相場になっており、足元は上値の重さも感じられる展開です。
また、トランプ氏の関税政策について、その落としどころがいまだ不透明であり、東証プレミアム市場上場のグローバル企業の上値を抑えられています。それに対し、東証グロース市場は、情報通信・サービスを中心に内需株が多く、相対的に買いやすいとの見方もあるようです。
そこで、今回の「新興株ウィークリー」では、足元連続で大幅増収・増益が続き、さらに今期もその勢いが持続しそうな銘柄を抽出すべく、以下のスクリーニングを行ってみました。
(1)東証グロース市場に上場
(2)12/9(月)まで20営業日の1営業日当たり平均出来高2万株以上
(3)前期、前々期までの売上高、営業利益、経常利益、純利益がすべて前期比で10%超増加
(4)今期の会社予想売上高、営業利益、経常利益、純利益がすべて前期比で10%超増加
(5)直前四半期(3ヵ月)の営業利益が前年同期比で10%超増加
(6)スクリーニング対象期間に、単独決算から連結決算、逆に連結決算から単独決算といった変更がない
(7)情報・通信、またはサービスに属す銘柄であること
(8)取引所または日証金、当社による信用規制・注意喚起銘柄を除く
図表の銘柄は、上記条件をすべて満たしています。掲載は(2)の平均出来高が大きい順です。
【参考】 日経平均株価と東証グロース市場指数の推移

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【参考】 12/3(火)~12/10(火)で株価上昇が大きかった東証グロース市場指数構成銘柄

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■図表 目指せテンバガー!連続増収増益期待8銘柄

※Bloomberg、会社公表データをもとにSBI証券が作成
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一部掲載銘柄を詳細に解説!
■アイビス (9343)~世界で大人気のモバイルペイントアプリ!ユーザー数&業績拡大中、12月に値上げを実施
★日足チャート(1年)

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★業績推移(百万円)

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■モバイルペイントアプリのパイオニア的存在。欧米でアクティブユーザー数、4年連続No.1
モバイルペイントアプリ、『ibisPaint(アイビスペイント)』を2000年代初頭から提供。PC並みの高性能を搭載し、スマホで指だけで絵を描けるアプリです。同アプリの累計ダウンロード数は、全世界で4億超に上ります(24.5末時点)。
上記アプリの運営・開発を行うモバイル事業が売上高構成比(23.12期)の約6割を占めます。海外ダウンロード数の伸びが、成長ドライバーです。アプリ内広告が収益の75%を占め、残りは広告非表示機能や追加素材等が利用できるサブスクリプションが13%、売切型アプリが11%と、事業者とユーザーの2方向から収益を得ています。
ユーザーの特徴として、海外利用とZ世代の割合が高いことが挙げられます。海外での人気が高い欧米アプリ市場で4年連続アクティブユーザー数No.1を達成。モバイル事業における海外売上高比率は7割以上に上ります(23.12期)。
売上高構成比の残り約4割は、創業来の安定事業で、国内企業向けの受託開発やIT技術者派遣を行うソリューション事業です。
■生成AI学習妨害機能、ユーザーから好評を博す
2024年5月、画像生成AI学習妨害機能を有料のプレミアムユーザー向けにリリース。SNSにアップした際に、作風を学習されてしまう問題を解決する手段としてユーザーに好評を得ているもようです。
■3Q決算やや軟調だが、業績は着実に拡大
11/8(金)の3Q決算発表では、売上高34億円(前年同期比22%増)、営業利益8.5億円(同168%増)と過去最高を更新。営業利益率は24.4%と前年同期の11%から大幅改善しています。サブスク売上の増加等が貢献しました。
しかし、2Q決算発表時に通期業績計画の上方修正を実施していました。それに対し、3Qの売上高・各種利益の進捗率は72~73%台と、やや下回る水準。広告売上不振等が影響したもようです。株価は、4,940円(11/8・3Q決算発表前)→3,420円(12/10)まで下落。3,500近辺での攻防が続いています。
12/3(火)に、「ibisPaint for Windows」のサブスクリプション月額料金の価格改定を実施。日本は税込み300円→480円、米国は2.99USD→4.49USDとなりました。業績増への追い風として期待されます。
■eWeLL (5038)~在宅医療をDXする会社。「2025年問題」関連銘柄
★日足チャート(1年)

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★業績推移(百万円)

(画像=SBI証券)
■在宅医療をDXする会社
在宅医療をDX(デジタル化によってビジネスモデルを変革する取り組み)する会社。「急性期医療」を経て、「慢性期医療」を担う中心的な存在が訪問介護です。しかし、看護師不足に加え、訪問介護業務の多くは、紙カルテによる手書きで行うなど、業務の非効率さが指摘されてきました。
同社の主力製品であるクラウド型訪問介護専用電子カルテである「iBow(アイボウ)」は、訪問介護業務を効率化させ、ひとり当たりの訪問件数増加に寄与しています。その他、レセプト(医療機関が保険者に出す資料明細報告書)を作成できるシステムも提供しています。
■「2025年問題」関連銘柄
2025年以降、日本に超高齢化社会が訪れることで、様々な問題が生じると予想されます。日本の第一次ベビーブ-ム(1947年~49年)に生まれた人々(約800万人)がすべて75歳以上の後期高齢者になってくるためです。
医療保険や、介護保険、生活保護など社会保障費の負担が増大することに加え、少子化の進展により医療や介護を担う人材は不足しいてくとみられます。訪問介護業務の効率化は避けて通れない課題です。
■2桁増収・増益が継続。中計でも増益継続を計画
業績は20.12期に営業・経常・純損益が黒字転換した後、21.12期以降は2桁増収・増益が継続しています。
23.12期は売上高20.6億円(前期比29%増)、営業利益9億円(同31%増)を確保。24.12期は売上高25.6億円(前期比23%増、営業利益11.1億円(同22%増が会社計画です。
11/14に発表された24.12期3Q累計決算では売上高18.6億円(前年同期比24%増)、営業利益8.2億円(同16%増)と好調を持続しました。4Qは利益率が低下する傾向にあるようですが、通期予想営業利益率43.4%に対し、3Q累計営業利益率は44.3%で、利益率の面では予想を上回る進捗とみられます。
中期計画では、営業利益について25.12期14.8億円、26.12期18.7億円と増益が続く見通しです。本決算で高い増益シナリオの継続に期待したいところです。また、「2025年問題」関連銘柄の一角として人気化する可能性もありそうです。
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