経済・ビジネス情報

アメリカNOW!~コーニングほか、決算発表を受けて株価、業績とも好調な銘柄群~

  • 公開日:
  • 更新日:
アメリカNOW!~コーニングほか、決算発表を受けて株価、業績とも好調な銘柄群~

(画像=SBI証券)

この記事は2026年2月16日にSBI証券で公開された「アメリカNOW!~コーニングほか、決算発表を受けて株価、業績とも好調な銘柄群~
」を転載したものです。
掲載記事:アメリカNOW!~コーニングほか、決算発表を受けて株価、業績とも好調な銘柄群~

先週の米国株式市場は、一旦収まったかに見えたテクノロジー株売りが再燃して主要3指数とも下落しました。今週の株価材料として、10-12月期実質GDP速報値、12月個人消費支出物価指数、FOMC議事要旨が注目されます。

今回は10-12月期決算の発表を受けて株価、業績とも好調な銘柄から、コーニング(GLW)ベーカーヒューズ A(BKR)GE ベルノバ(GEV)ジョンソン コントロールズ(JCI)キャタピラー(CAT)を選んでご紹介いたします。

図表1 S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

図表1 S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

テクノロジー株売りの再燃を受けて、「雲」の中まで下落しました。重要なファンダメンタルズの変化がないと重要なテクニカルポイントは突破しないと考えられます。重要なファンダメンタルズの変化に相当するイベントは無かったと見られますが、注意は必要でしょう。

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。銘柄名はBloombergの表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

先週の米国株式市場

S&P500指数は週間で1.4%、ダウ平均は1.2%、ナスダック指数は2.1%の下落でした。

先々週2/5(木)に出尽くしたかに見えたソフトウェア株売りが2/12(木)に再燃して、これがテクノロジー株全体の売りに波及して急反落となりました。

AIの普及によって悪影響を受けるのではないかと懸念されているソフトウェア株が再び売られたほか、金融、不動産、運輸関連のニッチな情報ソリューションの銘柄にも売りが及んでおり、市場は影響を受けそうな分野を探している様子がうかがえます。

経済指標では、12月期小売売上高が前月比0.0%と市場予想の同+0.4%を下回ってネガティブサプライズの一方、1月雇用統計の非農業部門雇用者数が前月比13.0万人増となってポジティブサプライズとなりました。どちらも米国の個人消費を占ううえで重要な指標ですが、非農業部門雇用者数のほうが先行性があるため、総合的にはさほど懸念する必要はないとみられます。1月消費者物価指数は前年比+2.4%と12月の同+2.7%から低下してインフレの落ち着きを示しました。

業種指数では、「AIディスラプション(AIによる創造的破壊)」が意識されたようです。3%以上の上昇となった公益事業、不動産、素材は、「AIディスラプション」から遠い産業、一方、下位の金融、コミュニケーションサービスは「AIディスラプション」で影響を受けやすい業種と捉えられている可能性がありそうです。

個別銘柄で上昇が目立ったオラクル(ORCL)は、過剰投資懸念で昨年10月から下落基調となってきましたが、証券会社から投資判断の引き上げを受けて上昇しました。一方、下落が目立ったIBM(IBM)は、2021年に同社から分離したキンドリル(KD)が米証券取引委員会(SEC)の問い合わせを受けて会計慣行を点検しているとして株価が急落したことが影響したとみられます。

今週の米国株式市場

好調な10-12月期決算(S&P500指数のEPSは前年同期比13.2%増の予想)に加え、市場予想を上回った1月非農業部門雇用者数、インフレの沈静を示した1月消費者物価指数など、普通であれば相場を押し上げそうな材料にも相場の反応は鈍く、重苦しい雰囲気となっています。

しかし、ソフトウェア株に対する売りについては、セールスフォース、アドビなどAIから悪影響を受ける可能性があるとして中心的に売られてきた銘柄については、先週大幅に安値を更新しているわけではなく、既に「セリングクライマックス」を通過している可能性が指摘できるでしょう。マクロの投資環境改善を受けて、再び高値更新に進む期待はもっていてよいのではないでしょうか。

今週の株価材料として、10-12月期実質GDP速報値、12月個人消費支出物価指数、FOMC議事要旨が注目されます。

2/20(金)に発表予定の10-12月期実質GDP速報値は、前期比年率+3.0%と堅調の予想です。アトランタ連銀が算出しているGDPNow(過去に公表された経済指標のみに基づき、予想を含まないGDP成長率の推計値)は同+3.7%の予想ですので、上振れる可能性も考えられます。

同じく2/20(金)に発表予定の12月個人消費支出物価指数は、総合指数が前年比+2.8%(前月は同+2.8%)、コア指数が同+2.9%(前月は同+2.8%)の予想です。インフレの加速を示す予想ですが、先週の1月消費者物価指数がインフレの落ち着きを示していますので、インパクトは限定されると考えられます。

2/18(水)に1/27(火)、1/28(水)開催のFOMC議事要旨が公表されます。前回FOMCでは政策金利は据え置かれ、12名のメンバーのうち、2名が利下げを求めました。声明文ではインフレは高止まりの一方、雇用は安定化しつつあるとコメントされました。

経済指標では上記のほか、2/18(水)に12月耐久財受注(前月比-2.0%の予想)、住宅着工件数(年率換算131万戸の予想)・住宅建設許可件数(年率換算140万戸の予想)、2/20(金)に12月新築住宅販売件数(前月比-1.0%の予想)などの発表が予定されています。

今週の5銘柄

今回は10-12月期決算の発表を受けて株価、業績とも好調な銘柄をご紹介いたします。

S&P500指数採用銘柄で2/12(木)までに10-12月期決算を発表した銘柄について、以下の条件を満たすものを図表3に抽出しました。

【スクリーニング条件】(2/12(木)時点のデータによります)

過去1ヵ月の株価騰落率が+10%以上(S&P500指数は-2.1%)
過去5日の株価騰落率が+3%以上(S&P500指数は+0.5%)
10-12月期決算が前年同期比増収増益(事業売却の影響を除く)
10-12月期決算の売上・EPSとも市場予想を上回った
時価総額500億ドル以上

上位にあるストレージ関連のサンディスク(SNDK)シーゲイト テクノロジー(STX)ウエスタン デジタル(WDC)については、1/13(火)掲載の本レポート「アメリカNOW!~データセンター投資で需給ひっ迫、株価上昇が続くストレージ関連銘柄~」など、昨年末から何度も取り上げていますので、これらを除いた、コーニング(GLW)、ベーカーヒューズ A(BKR)、GE ベルノバ(GEV)、ジョンソン コントロールズ(JCI)、キャタピラー(CAT)を選んでご紹介いたします。

図表3 決算発表を受けて株価、業績とも好調な銘柄群 

図表3 決算発表を受けて株価、業績とも好調な銘柄群 

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

図表4 今週の5銘柄の投資指標

図表4 今週の5銘柄の投資指標

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

今週の注目銘柄

今週の注目銘柄

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。使用した予想EPSの決算期は、ジョンソンコントロールズは2026年9月期、その他は2026年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

主要イベントの予定

主要イベントの予定

注:日付は現地時間によります。(E)はBloombergによる予想を示します。企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有人数の1~30位、青字のハイライトは31~50位を示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

⚠免責事項・注意事項
・レポートおよびコラムの配信は、状況により遅延や中止、または中断させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。

・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても株式会社ファーストパートナーズ及び株式会社SBI証券(情報発信基を含む)は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
重要な開示事項(利益相反関係等)について
投資情報の免責事項

【手数料等及びリスク情報について】
SBI証券で取り扱っている商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引、商品先物取引、外国為替保証金取引、取引所CFD(くりっく株365)、 店頭CFD取引(SBI CFD)では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

SBI証券

2024年7月時点でグループ全体の口座開設数1300万を突破した、国内口座開設数NO.1の国内最大手ネット証券会社。「ゼロ革命」と銘打った格安の手数料、お得なポイント制度、豊富な商品ラインナップを武器に2025年のオリコン顧客満足度ネット証券1位を獲得。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録