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#3明治大サッカー部・島野怜主将「プロへの土台」キャプテンとして学んだ“チームのため”の姿勢

「日本一を後輩に残したい」それが、島野怜がキャプテンとして抱く覚悟だった。

仙台育英高校から明治大学へ。1年次からピッチに立ち、勝負強さとフィジカルを武器にチームを支えてきた。3年次にはリーグ優勝を経験し、全日本大学選抜にも選ばれた。輝かしい結果の裏には、声を枯らし、泥臭く戦い続ける姿勢があった。

そして迎えた最終学年。明治大学サッカー部の伝統を背負い、主将としてチームを牽引する役割を担うことになった。個の能力だけでなく「人としての当たり前」を示すことを大切にしながら、仲間を鼓舞し続けている。

2026年、柏レイソルへの加入が内定。新たな舞台を目前にしながらも、島野の視線は今なお「日本一」という目標に向けられている。

本インタビューでは、金融セミナーでの気づき、キャプテンとしての学び、そしてプロの舞台へと歩みを進める島野怜の現在地に迫る。

【ファーストパートナーズの金融セミナーに参加してみて】

―本日のセミナーを終えて感想を教えてください

すごく分かりやすかったですし、学びも多かったです。

-セミナーで昨年と今年で意識の違いなどはありますか

昨年、セミナーに参加したことで、投資を身近に感じるようになりました。

時間がある時にYahoo!の株価チャートを見たり、YouTubeで株に関するチャンネルをチェックしたりしています。

-普段、どのようなことにお金を使っていますか、もしくは投資していますか?

一番多いのはやっぱり食事ですね。

あとは自分自身のトレーニング費用や、体のケアやコンディションを整えるための支出も多いです。

-プロになると社会人として初めてお金を稼ぐことになりますが、どのように使っていきたいですか?

最初にお給料を頂いたら、両親に形として残るものを贈りたいと思っています。それ以外は無駄遣いはなるべく控えて、投資などを取り入れながら将来に向けて資産形成をしていきたいと考えています。

【明治大学サッカー部での成長と影響】

-明治大学サッカー部での3年間(現4年生)が、プロ入り内定にどう影響したと思いますか

サッカー選手としての個人の能力は大きく伸びたと思いますし、それに加えて明治大学サッカー部は「社会に通じる人を育成する場」でもあると思うので、そうした環境で過ごせたことで考え方や立ち居振る舞いという面でも成長できたことがプロへの道に繋がったと感じています。

-ご自身が理想とするキャプテン像はありますか

先輩方の姿から学ぶことは多かったですが、誰かのようになろうとするよりも、自分らしさを大事にしたいと思っています。

泥臭くプレーする姿や、誰より声を出してチームを鼓舞するなど、背中で見せることでチームを引っ張る意識を持ってやっています。

-理想が100点だとすると現時点では何点ですか

まだまだ結果に結びついていないですし、個人としても物足りなさを感じているので60点くらいですかね。

これからまだ、関東リーグやインカレが残っているので、しっかり結果を出して、終わる頃には100点と言えるように取り組んでいきたいです。

【明治が育てる「プロの土台」】

-明治大学サッカー部のキャプテンといえば、近年では林選手、井上選手、中村選手などそうそうたる名前が並びます。多くのプロを輩出している理由は何だと思いますか

名前を挙げていただいた先輩方だけではなく、どの選手も高い個人能力を持ちながら、それをチームのために発揮していたと思います。

そうした「チームのために戦う姿勢」が評価され、プロの世界へ繋がったのだと思います。

-明治大学サッカー部ならではの強みや特徴はどのようなところでしょうか

学年や立場に関係なく、全員が毎日を全力で過ごしているのが強みだと思います。

サッカーだけでなく日常生活の中でも細かい部分にこだわっていて、例えば挨拶や立ち居振る舞いといった当たり前のことも、しっかりと意識して取り組めている点も大きな強みだと感じています。

【プロへの準備と今の目標】

-リーグ戦は後半を迎えます。チームの成績は最優先だと想像しますが、プロに向けてご自身で準備しているのはどのようなところですか

チームとしては関東リーグの残り試合をすべて勝って優勝することが目標です。その後のインカレでも優勝して日本一を取って締めくくりたいと思っています。

個人としてはリーグ戦やインカレで結果を残して、チームの勝利に貢献することが第一ですが、来年からはJリーグの舞台で戦うことになるので、開幕戦から試合に出られるよう実力をしっかりつけておきたいです。

-明治大学サッカー部で一番学んだことは何ですか

「チームのために」という姿勢がどれだけ大事なのかを改めて感じました。

そして、その姿勢が周りの心をどれだけ動かすかということも強く感じています。

-今後、後輩たちにどんな姿を見せたいですか

まずは「日本一」という結果を出して、その景色を後輩たちに見せたいです。

そして、どんな状況でも常に前を向いてポジティブに、そして泥臭く戦うという「明治らしさ」を体現する姿を見せたいです。

〈プロフィール〉

島野怜(しまの・れい)選手

明治大学体育会サッカー部の主将を務める4年生ボランチ。仙台育英高校時代から得点力のある中盤として注目され、明治大学では1年次から公式戦に出場。

3年次にはリーグ優勝に貢献し、全日本大学選抜などにも選出された。強靭なフィジカルと球際の強さを武器に、攻守両面でチームを支える存在。主将としては「人としての当たり前を示す存在でありたい」と語り、ピッチ内外で模範を示す。2026年シーズンより柏レイソルに加入予定。

FPメディア編集部

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