矯正歯科技工物や歯科用先端機材などを手がけるアソインターナショナルは19日、昭和医科大学と、歯科矯正治療で用いるIDB(インダイレクトボンディング)法を応用した新たな顎(がく)間固定装置による治療を、日本スポーツ歯科医学会(12月6−7日)で発表したことを明らかにした。
顎顔面骨折は、上顎骨・下顎骨・頬骨・鼻骨など顔の骨の骨折で、交通事故やスポーツ中の不慮の事故などが原因で生じることがあるが、既存の治療方法では治療時間や受傷後の痛み等アスリートへの負担が課題だった。両者の共同研究チームは、IDBを応用した顎間固定装置装着による治療は、既存の方法と比較して装置装着時間の短縮化が認められ、また装置の特徴から患者負担が著しく軽減する可能性が示唆されたという。
19日の終値は、前日比7円高の719円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社