アルプスアルパインが急騰、331.5円高の2277.5円を付け、10月10日の年初来高値1970円を大きく更新した。前週末10月31日引け後、26年3月期の連結業績予想を上方修正し、買い人気を集めた。
26年3月期の業績予想で、売上高を9500億円から9750億円(前期比1.6%減)に、経常利益を225億円から360億円(同17.9%増)に引き上げ、一転して増益となる見込み。売上高は、各事業ともに7月31日に公表した連結業績予想と概ね同水準で推移する見込みだが、モビリティ事業における開発費の一部を下期に執行延期する予定であることや、法人税などの見直しを織り込んだ。第3四半期以降の想定レートは、1ドル=145円、1ユーロ170円、1人民元=20.5円としている。
26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)の決算は、売上高が5057億1100万円(前年同期比3.1%増)、経常利益が247億900万円(同3.0倍)だった。
4日の終値は、前週末比172円高の2118円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社