キヤノンマーケティングジャパンが急騰、前日比493円高となる6632円を付けた。24日引け後、25年12月期の業績と配当予想の上方修正に加え、新たな自社株の購入枠設定を発表し、買い材料視された。
通期の連結営業利益予想を570億円から580億円(前期比9.2%増)に引き上げた。高付加価値ITソリューションの好調や、拠点統廃合などの本社関連費用の抑制が利益を押し上げる。第3四半期累計の営業利益は382億円(前年同期比5.3%増)と過去最高を更新した。
また同社は、年間配当予想を従来の150円から160円(中間70円、期末90円、前期実績は年間140円)に引き上げた。さらに、100億円の自社株買い枠を設定した。株数の取得上限は200万株(自己株を除く発行済株式総数の1.84%)。
27日の終値は、前週末比486円高の6625円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社