ダントーホールディングスが前週末19日引け後、新たな事業として系統用蓄電池事業を開始することを決議したと発表した。
同事業は、案件ごとに合同会社(SPC)を設立し、当該合同会社がアグリゲーターとのあいだで運用委託契約を締結し、また、業務提携しているアルプス建設(神奈川県横浜市)との間でEPC業務に係る委託契約を締結する。アグリゲーターは各電力市場での電力取引および蓄放電の指示・コントロールを行い、アルプス建設が蓄電池の調達および付帯設備を含む設置業務を行うという。同社は、同事業で蓄電所運営事業によるインカムゲイン、または、蓄電所の売却によるキャピタルゲインを得ることを目指すという。
同時に、第1号案件となる「ダントー・アルプス三田市系統用蓄電所」を開始するとした。兵庫県下の蓄電所事業用地を取得、当該事業用地に系統用蓄電池(定格出力2MW、蓄電容量8MWh)を設置・運用するもので、26年2月に建設を開始し、同12月の運転開始を目指すとしている。
22日の終値は、前週末比変わらずの516円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社