ビーマップが大幅高で4日ぶり反発、前日比99円高の919円を付けた。25日大引け後、オーストラリア・シドニーにおいて、次世代Wi−Fi規格「Wi−Fi HaLow」の高出力(200mW)モードを用いた長距離音声通信に成功したと発表し好感された。
今回の実証実験で、同社はこれまで日本国内において「Wi−Fi HaLow」の一般的な通信距離とされる約1kmを大幅に上回る、約6km離れた拠点間での長距離音声通信に成功した。
現在、日本国内の電波法では、「Wi−Fi HaLow」の送信出力は最大20mWに制限されている。その一方で、総務省は広帯域小電力無線システムの850MHz帯において、送信出力を200mWへ引き上げる技術検討を行っている。
この制度改正が実現すれば、通信エリアは約3倍に拡大し、より広範囲での長距離通信が可能になる。2026年度には日本国内市場で電波出力の規制緩和と対応製品の導入が見込まれ、同社技術の活用が進みそうだ。
26日の終値は、前日比59円高の879円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社