三協立山が5日ぶりに反落、46円安の618円を付けた。7日引け後、26年5月期第1四半期(25年6−8月)の連結決算を発表。損益が赤字に転落し嫌気された。
第1四半期決算は、売上高が858億5500万円(前年同期比3.0%減)、営業損益は11億6400万円の赤字(前年同期は5億4400万円の黒字)に転落した。売上高は、アルミ地金市況に連動した売上の増加があったものの、国内外における市場低迷の影響を受け販売量が減少したことが響いた。損益面は、価格改定やコスト削減などを進めたものの、販売量の減少や投資による償却負担増、アルミ地金価格の上昇などの影響を受けた。
26年5月期業績予想は、売上高3700億円(前期比2.9%増)、営業利益40億円(同2.6倍)を据え置いている。
8日の終値は、前日比35円安の629円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社