株式新聞ダイジェスト

三菱ケミGが続落、英生産設備への投資額上積みで収益性の低下を警戒

 化学大手の三菱ケミカルグループが続落、39.8円安の901.6円を付けた。22日引け後、連結子会社の英Mitsubishi Chemicalが製造販売を行うエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂「ソアノール」の生産設備について、投資額を上積みすると発表。コスト増による収益性の低下を警戒し売りに押された。

 同社の「ソアノール」は、独自技術によって開発された高いガスバリア性、耐油性、透明性を持つエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂。食品包装材として用いることで、食品の風味や品質を長持ちさせている。同設備への投資は設計・施工上の制約が多い特殊な工事を伴うものであったことなどから、契約・管理体制が複雑化し、各工程での遅延や追加の安全性評価などが発生した。足元での世界的なインフレによる資材・人件費の高騰も重なり、工事関連費用は当初の想定を上回っていた。今回、当初計画からの費用超過と工期遅延という状況を踏まえ、投資額の増額を決定。投資額の増加による収益性の低下が見込まれるという。

 23日の終値は、前日比24.7円安の916.7円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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