住友重機械工業が3日ぶりに反発、109円高の4239円を付けた。3日付の日本経済新聞は、同社が年内にも空気で電気を充放電する設備の稼働を開始すると報じ、刺激材料となった。
同紙によれば、空気を低温冷却して液体の状態で保存し、気体に戻す際に生じるエネルギーを使って発電する。普及しているリチウムイオン電池より長期蓄電できるため、太陽光発電などで余った電力をためるのに効果があるという。同社では、25年内に広島ガスの廿日市工場(広島県廿日市市)に商用設備を導入。今後も発電所や工場の遊休地などへの設置を提案するとしている。
3日の終値は、前日比91円高の4221円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社