信越化学工業が反落、180円安の4725円を付けた。前週末24日引け後、26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)の連結決算を発表。大幅な減益となり嫌気された。
第2四半期累計の決算は、売上高が1兆2845億2200万円(前年同期比1.4%増)、経常利益は3673億3900万円(同17.1%減)だった。生活環境基盤材料事業の売上高が5004億円(同2%減)、営業利益が1023億円(同33%減)となった。塩化ビニルに関しては、北米で年初から年半ばにかけ需要は堅調だったが、その後弱含み市況は軟化した。アジアほかの海外市場で、価格の低迷が続いたことも影響した。
26年3月期の連結業績予想は、売上高2兆4000億円(前期比6.3%減)、経常利益7000億円(同14.7%減)を据え置き。第2四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で53.5%、経常利益で57.8%となっている。10月以降の会社想定レートは1ドル=145円程度、1ユーロ=165円程度としている。
27日の終値は、前週末比180円安の4725円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社