日経平均株価は10日、前日比1562円13銭高の5万7926円07銭と3連騰し、高値圏で前場の取引を終えた。一時上げ幅を1600円近くまで広げ、史上初の5万8000円に接近。前日付けた取引時間中の最高値(5万7337円07銭)を大幅に更新した。TOPIX(東証株価指数)も78.29ポイントの3861.86ポイントと上伸し、ザラ場高値を塗り替えた。8日投開票の衆院選での自民党圧勝を好感する流れが継続。中・長期資金の流入期待もあり幅広い銘柄に買いが波及した。また、前日の米国市場で半導体やIT株が上昇し、投資家の強気姿勢を支えた。日本でも古河電工やフジクラなど好業績のAI(人工知能)関連株が人気化している。
東証プライム市場の出来高は13億9623万株、売買代金は4兆8578億円と活況。値上がり銘柄数は1402と全体の約88%を占めた。値下がりは169銘柄で、変わらずは25銘柄だった。
業種指数は陸運、空運、水産農林の3業種を除く30業種が値上がりしている。前日に続いて電線株にけん引された非鉄金属を筆頭に、その他金融や情報通信、不動産、鉱業、機械、銀行などが大きく上昇。個別の新高値銘柄は410超になり、値上がり率上位はアドクリ、古河電工、イノテック、ユニチカ、荏原実業、日産化、古河機金など。半面、デクセリアルが急落し、東鉄工、ケミコン、ニチアス、共立メンテなども安い。
為替は1ドル=155円台前半と朝方より円高方向に動いている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社