26日前場は日経平均株価が、前日比453円29銭安の4万2354円53銭と3日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)も同30.47ポイント安の3075.02ポイントと下落した。現地25日の米国株安を受け、朝方から売りが先行。手がかり材料に乏しいなか、ドル・円相場が1ドル=147円台の前半へ円高方向に振れたことが意識され、日経平均は午前9時48分に同670円20銭安の4万2137円62銭まで、下げ幅を拡大する場面がみられた。その後、下げ渋る動きをみせたものの、積極的な買いは限られた。
東証プライム市場の出来高は9億5033万株、売買代金は1兆9476億円。騰落銘柄数は値上がりが379銘柄、値下がりは1170銘柄と7割を超えた。変わらずは70銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇した。中外薬、第一三共などの医薬品株や、東電力HD、関西電などの電気・ガス株が下落。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株も安い。三和HD、LIXILなどの金属製品株や、JR東日本、JR東海などの陸運株も軟調。OLC、リクルートHなどのサービス株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株も弱かった。一方、東レ、ゴルドウインなどの繊維株や、三菱倉、上組などの倉庫運輸株が高い。
そのほか、一工薬、日産自、東京計器、北海電、GMOGHDが下落。半面、アステリア、ぴあ、東邦鉛、ハピネット、ネットプロテなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社