市況(場況)

日経平均は大幅反発、米つなぎ予算成立への期待感が高まり上げ幅拡大=10日後場

 10日後場は日経平均株価が、前週末比635円39銭高の5万911円76銭と大幅反発、TOPIX(東証株価指数)も同18.57ポイント高の3317.42ポイントと上昇した。日経平均は午後3時24分に、同693円13銭高の5万969円50銭を付けた。現地9日の米上院で、連邦政府の当面の資金を確保するためのつなぎ予算案の成立に向け、必要な動議の採決が行われ可決されたと報じられた。米政府機関の閉鎖が長期化するなか、つなぎ予算成立に向けた期待感が高まり、時間外取引で米株価指数先物が上昇。日本株もその動きに連動する格好となり、取引終了にかけて上げ幅を拡大する動きとなった。

 東証プライム市場の出来高は24億1605万株、売買代金は6兆801億円。騰落銘柄数は値上がりが1227銘柄と7割を超えた一方、値下がりは348銘柄だった。変わらずは39銘柄。

 業種別では、全33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落した。出光興産、ENEOSなどの石油石炭株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が上昇。SUMCO、洋缶HDなどの金属製品株や、AGC、TOTOなどのガラス土石株も高い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も堅調。JPX、オリックスなどのその他金融株や、住友鉱、住友電工などの非鉄金属株もしっかりだった。一方、バンナム、任天堂などのその他製品株や、OLC、リクルートHなどのサービス株が安い。

 そのほか、Ine、TOWA、セントケアH(監理)、メルカリ、大阪ソーダが上昇。半面、ヨコオ、オムロン、日本アクア、シークス、古河電工などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

中立・客観的立場から豊富で偏りのない金融情報を提供し、投資家の皆様の資産形成に役立つこと」を事業の目的に、金融機関向けアプリ「ウエルスアドバイザー」、金融情報サイト「ウエルスアドバイザーウェブサイト」、スマートフォンアプリ「My投資信託」、「株式新聞Web」等、様々な媒体で金融情報を発信しています。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録