市況(場況)

日経平均は大幅反発し史上最高値、連立政権樹立見込みで高市首相を先取りする格好=20日後場

 20日後場は日経平均株価が、前週末比1603円35銭高の4万9185円50銭と大幅に反発。きょうの高値で取引を終えたほか、終値ベース初めて4万9000円台に乗せた。TOPIX(東証株価指数)も同78.01ポイント高の3248.45ポイントと上昇した。自民党と日本維新の会による政策協議が進展したと報じられ、両党連立への楽観的な見方が先行。その後、両党で連立政権を樹立することが明らかとなり、高市首相誕生を先取りする格好で上げ幅を拡大した。日経平均は9日の取引時間中の史上最高値(4万8597円08銭)を大きく更新した。終値ベースの寄与度では、ソフバンG、ファストリテ、アドバンテス、東エレクの上位4銘柄で850円強押し上げた。

 東証プライム市場の出来高は17億9405万株、売買代金は5兆2873億円。騰落銘柄数は値上がりが1456銘柄と9割を占め、値下がりは132銘柄、変わらずは27銘柄だった。

 業種別では、全33業種が上昇した。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、LINEヤフ、KDDIなどの情報通信株が上昇。アドバンテス、東エレクなどの電気機器株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株も高い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、ディスコ、菱重工などの機械株も堅調。バンナムや任天堂などのその他製品株や、MS&AD、東京海上などの保険株、リクルートH、日本郵政などのサービス株もしっかりだった。

 そのほか、洋エンジ、デジタルHD、アステリア、古野電、ボードルアが上昇。半面、アンビス、LinkUG、アスクル、サンウェルズ、ADワークスなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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