23日後場は日経平均株価が、前日比10円48銭高の5万412円87銭と小幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同18.08ポイント高の3423.25ポイントと上昇した。現地22日の米国株式が上昇したことが支えとなり、底堅く推移。日経平均はマイナス圏でスタートしたものの、その後は切り返し午前9時14分に、同142円17銭高の5万544円56銭を付けた。その後は、片山財務大臣の円安けん制発言が意識され、輸出関連株には重しとなった。また、手がかり材料難のなか、海外投資家もクリスマス休暇入りしているとみられ、総じて軟調に推移。ただ、日経平均はクロージングセッションで上昇に転じて取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は18億882万株、売買代金は4兆1374億円。騰落銘柄数は値上がりが1217銘柄、値下がりは345銘柄、変わらずは43銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。JAL、ANAなどの空運株や、塩野義薬、第一三共などの医薬品株が上昇。バンナム、任天堂などのその他製品株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も高い。JPX、オリックスなどのその他金融株や、郵船、商船三井などの海運株も堅調。楽天グループ、リクルートHなどのサービス株や、第一生命HD、東京海上などの保険株もしっかり。一方、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、三井金属、住友電工などの非鉄金属株、浜ゴム、TOYOなどのゴム製品株が安い。
そのほか、GMOインタ、プロクレア、洋エンジ、三井ES、東邦鉛が上昇。半面、しまむら、MARUWA、KLab、能美防災、マツダなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社