18日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比1100円程度安い4万9220円前後で推移する。午前10時4分には、同1216円60銭安の4万9107円31銭を付けている。現地17日の米国市場は、ジェファーソンFRB(米連邦準備制度理事会)副議長が講演で、追加利下げに慎重な姿勢を示したことを受け、前週末に続き金利低下期待が後退した。NYダウは一時710ドルを超える下落をみせる場面もあり、東京市場も弱い流れを引継ぎ売りが先行した。その後は、模様眺めムードも強まり、不安定な値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比485円安の4万9785円だった。
業種別では、全33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日立、アドバンテスなどの電気機器株が下落。ディスコ、菱重工などの機械株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も安い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も軟調。出光興産、ENEOSなどの石油石炭株や、郵船、商船三井などの海運株も弱い。一方、JR東日本、JR東海などの陸運株が高い。
そのほか、アドクリ、LinkUG、KOKUSA、GLM、野村マイクロが下落。半面、ニチコン、ラックランド、サンウェルズ、ケミコン、ギフティなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時6分時点で、ドル・円が1ドル=155円台の前半(17日は154円67−69銭)、ユーロ・円が1ユーロ=179円台の後半(同179円63−67銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社