26日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比120円程度安い4万5630円前後で推移する。午前9時24分には、同331円85銭安の4万5423円08銭を付けている。現地25日の米国株式は、堅調な経済指標を受け利下げの期待感が後退し利益確定売りが優勢となり、NYダウ・ナスダック総合指数はともに3日続落。日本株もその動きを受けて、売りが先行した。ただその後は、9月配当の権利取りや円安が支えとなっているもようで、下げ幅を縮小している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比85円安の4万5375円だった。
業種別では、全33業種のうち7業種が下落、26業種が上昇している。中外薬、第一三共などの医薬品株や、住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株が下落。日立、東エレクなどの電気機器株や、DMG森精機、ディスコなどの機械株も安い。ニコン、HOYAなどの精密機器株や、ソフバンGなどの情報通信株、SUMCO、LIXILなどの金属製品株も軟調。一方、三井不、菱地所などの不動産株や、INPEX、石油資源などの鉱業株、アシックスや任天堂などのその他製品株が高い。
そのほか、TOWA、レーザーテク、オリオンビール、ローツェ、野村マイクロが下落。半面、パラベッド、千葉興銀、群馬銀、ステップ、日コンクリなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時6分時点で、ドル・円が1ドル=149円台の後半(25日は148円81−83銭)、ユーロ・円が1ユーロ=174円台の半ば(同174円61−65銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社