市況(場況)

日経平均は120円程度安、買い先行後は利益確定売り優勢もよう=16日前場

 16日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前週末比120円程度安い4万4650円前後で推移する。午前10時1分には、同151円80銭安の4万4616円32銭を付けている。現地15日の米国株式市場では、NYダウが反発し、ナスダック総合指数は6日続けて史上最高値を更新。朝方の日本株は、米国株高や米政府が現地15日、日本時間の16日午後1時1分に日本への自動車・自動車部品関税を15%に引き下げると発表したことから、同280円を超える上昇をみせた。ただその後は、心理的なフシ目の4万5000円や9月限SQ(特別清算指数)値の4万5016円28銭を上回ったことをきっかけに、利益確定売りが優勢となったようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末12日の大阪取引所清算値比155円高の4万4635円だった。

 業種別では、全33業種のうち12業種が下落、21業種が上昇している。アシックス、任天堂などのその他製品株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株が下落。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、三井不、菱地所などの不動産株も安い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、JAL、ANAなどの空運株も軟調。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、中外薬、第一三共などの医薬品株も弱い。一方、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株が高い。

 そのほか、WOWOW、グッドコムA、くら寿司、ラクスル、エニカラーが下落。半面、富士石油(監理)、ギフトHD、SUMCO、JMHD、エニグモなどが上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(前週末12日は147円45−47銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の半ば(同173円11−15銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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