24日後場は日経平均株価が、前営業日比136円65銭高の4万5630円31銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)も同7.28ポイント高の3170.45ポイントと上昇した。日経平均は連日で、TOPIXは16日(3168.36ポイント)以来1週間ぶりに終値ベースで史上最高値を更新した。朝方は、現地23日の米国株式市場で、利下げ期待が後退して利益確定売りに押され、NYダウが5日ぶり、ナスダック総合指数が4日ぶりに反落。日本株もその動きや円高方向にあることが意識され、売りが先行した。売り一巡後は、押し目買いに下げ渋る展開となり、為替相場も午後に入り円安方向に振れたことが意識され持ち直した。午後3時23分には同199円62銭高の4万5693円28銭を付ける場面がみられるなど、引き締まった。
東証プライム市場の出来高は19億2095万株、売買代金は6兆51億円。騰落銘柄数は値上がりが734銘柄にとどまった一方、値下がりは820銘柄と多い。変わらずは63銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち18業種が上昇、15業種が下落した。INPEX、石油資源などの鉱業株や、TOPPANや任天堂などのその他製品株が上昇。ディスコ、菱重工などの機械株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株も高い。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株も堅調。JAL、ANAなどの空運株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株もしっかりだった。一方、AGC、TOTOなどのガラス土石株や、リクルートH、日本郵政などのサービス株が下落した。
そのほか、アステリア、テスHD、IHI、キャリアL、古野電などが上昇。半面、ミガロHD、神戸物産、Appier、さくら、月島HDなどが下げた。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社