8日前場は日経平均株価が、前日比14円41銭高の4万7965円29銭と小幅に5日続伸。TOPIX(東証株価指数)が同21.29ポイント高の3249.20ポイントと4日続伸した。現地7日の米国市場では、NYダウが続落しナスダック総合指数も反落。日本株は高市トレードで大きく上げた反動もあり朝方は売りが先行した。ただ、押し目買いでプラス圏に浮上。午前9時55分には、同230円24銭高の4万8181円12銭を付けた。その後は高値警戒感から上値が重いものの、堅調さを維持して前場の取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は10億5147万株、売買代金は2兆9297億円。騰落銘柄数は値上がりが1007銘柄、値下がりは535銘柄、変わらずは73銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、MS&AD、東京海上などの保険株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、三井金属、フジクラなどの非鉄金属株も高い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、JPX、オリックスなどのその他金融株も堅調。武田薬、第一三共などの医薬品株や、SMC、菱重工などの機械株もしっかり。一方、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、信越化、富士フイルムなどの化学株が安い。
そのほか、LinkUG、わらべや日洋、サカタのタネ、あいちFG、楽天銀行が上昇。半面、パルGH、三協立山、ミガロHD、トリケミカル、TBASEなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社