市況(場況)

日経平均は182円高と4日続伸、買い一巡後は上値重い展開=28日前場

 28日前場の日経平均株価は、前週末比182円15銭高の3万5887円89銭と4日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同27.20ポイント高の2655.23ポイントと上昇した。日経平均は午前9時34分に、同369円52銭高の3万6075円26銭を付け、取引時間中としては、1日以来、約1カ月ぶりに3万6000円台を回復した。ただ、その後は手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに押された。ドル・円は1ドル=143円70銭台でもみ合っている。

 東証プライム市場の出来高は8億5792万株、売買代金は2兆1281億円。騰落銘柄数は値上がりが1091銘柄、値下がりは480銘柄、変わらずは61銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち28業績が上昇、5業種が下落した。デンソー、トヨタなど再編期待の生じた輸送用機器株や、郵船、商船三井などの海運株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、大林組、清水建などの建設株も高い。信越化、富士フイルムなどの化学株や、関西電、東ガスなどの電気・ガス株も堅調。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、コマツ、菱重工などの機械株もしっかり。一方、東レ、ワコールHDなどの繊維株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株が軟調。

 個別では、愛知鋼、きんでん、三井ES、アンリツ、SHIFTが上昇。半面、菱鉛筆、AREHD、柿安本店、三菱総研、ミスミGなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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