市況(場況)

日経平均は192円高、円安をきっかけに上げ幅拡大=27日後場

 27日後場の日経平均株価は、前日比192円58銭高の3万7724円11銭と3日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同17.58ポイント高の2769.49ポイントと3日続けて上昇した。朝方の日経平均は弱い動きが継続する場面もみられた。ただ、午後に入り長期金利の低下(価格は上昇)をきっかけに、為替相場が1ドル=143円台の前半と、朝方の水準よりも円安方向に振れたことから上げ転換。その後も上げ幅を広げる格好で午後3時24分には、同237円52銭高の3万7769円05銭を付けるなど、高値圏で取引を終えた。市場では「200日移動平均線(26日時点で3万7806円程度)が目先的な目標として意識されそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 東証プライム市場の出来高は13億3109万株、売買代金は3兆3198億円。騰落銘柄数は値上がりが1115銘柄、値下がりは437銘柄、変わらずは79銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落した。アシックス、任天堂などのその他製品株や、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株が上昇。SOMPOH、東京海上などの保険株や、SMC、菱重工などの機械株も高い。東レ、ワコールHDなどの繊維株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も堅調。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株もしっかり。一方、大林組、清水建などの建設株や、日本製鉄、神戸鋼などの鉄鋼株が下落した。

 個別では、LIFULL、シンフォニア、東京計器、セレス、ミガロHDなどが上昇。半面、カヤバ、KLab、ニッコンHD、サワイGHD、化工機が下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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