11月4日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前週末比20円程度安い5万2390円前後で推移する。午前9時24分には、同390円66銭安の5万2020円68銭を付けている。前週末10月31日に大幅続伸し、直近3営業日で約2200円の上昇をみせていただけに、短期的な過熱感が警戒され、利益確定売りが先行した。一方、急速な上昇で、買い遅れた投資家による押し目買いにより下げ渋っている。現地3日の株式市場では、NYダウが下落したものの、ナスダック総合指数とSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が続伸した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末10月31日の大阪取引所算値比95円高の5万2565円だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇している。7&iHD、ファストリテなどの小売株や、リクルートH、セコムなどのサービス株が下落。MS&AD、東京海上などの保険株や、LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株も安い。三井不、菱地所などの不動産株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も軟調。東急、JR東日本などの陸運株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も弱い。一方、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、AGC、特殊陶などのガラス土石株が高い。
そのほか、ソシオネクス、スクリン、NRI、ロードスター、マーベラスが下落。半面、平河ヒューテ、住友ファーマ、住友電工、CIJ、アルプスAなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時5分時点で、ドル・円が1ドル=154円台の前半(前週末10月31日は154円30−32銭)、ユーロ・円が1ユーロ=177円台の半ば(同178円44−48銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社