市況(場況)

日経平均は215円安と5日ぶり反落、短期的な過熱感を警戒=8日後場

 8日後場は日経平均株価が、前日比215円89銭安の4万7734円99銭と5日ぶりに反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同7.75ポイント高の3235.66ポイントと4日続伸し、3日連続で終値ベースの最高値を更新した。現地7日の米国市場では、NYダウが続落しナスダック総合指数も反落。日本株は高市トレードで大きく上げた反動もあり朝方から売りが先行した。一時、押し目買いで持ち直す動きがみられたが、積極的に上値を買う動きは限られた。その後日経平均は、短期的な過熱感が警戒されるなか軟調に推移し午後3時15分に、同222円61銭安の4万7728円27銭を付けた。取引終了にかけては、連騰の反動などもあり弱含みで推移した。ドル・円相場は1ドル=152円40銭台のもみ合いだった。

 東証プライム市場の出来高は22億1874万株、売買代金は5兆8674億円。騰落銘柄数は値上がりが557銘柄、値下がりは999銘柄、変わらずは60銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇した。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株が下落。王子HD、日本紙などのパルプ・紙株や、信越化、富士フイルムなどの化学株も安い。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も軟調。三井不、菱地所などの不動産株や、東急、JR東海などの陸運株も弱かった。一方、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ニッスイ、サカタのタネなどの水産農林株が高い。

 そのほか、パルGH、いちご、M&A総研、サンウェルズ、TBASEが下落。半面、わらべや日洋、LinkUG、オリオンビール、サカタのタネ、菱製鋼などが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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