6日後場は日経平均株価が、前日比2175円26銭高の4万7944円76銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同96.89ポイント高の3226.06ポイントと急伸した。日経平均は終値ベースの史上最高値を連日で更新、TOPIXも9月25日(3185.35ポイント)以来2週間ぶりに最高値を塗り替えた。日経平均の上げ幅は4月10日(2894円97銭)に次ぐ今年2番目で、東京証券取引所が戦後に再開されて以降では過去4番目の大きさ。4日に高市早苗氏が自民党の新総裁に就任し、積極的な財政拡張への期待感から買い優勢で取引を開始。一時伸び悩む場面もみられたが、防衛や核融合関連などを中心に堅調に推移、午後2時48分に同2380円54銭高の4万8150円04銭まで上げ幅を拡大。その後、取引終了にかけて堅調な値動きが続いた。ドル・円相場は1ドル=150円10銭前後で、朝方の水準よりも円安方向で推移した。
東証プライム市場の出来高は30億3059万株、売買代金は7兆8899億円。騰落銘柄数は値上がりが1469銘柄、値下がりは119銘柄、変わらずは28銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。アドバンテス、東エレクなどの電気機器株や、ディスコ、菱重工などの機械株が上昇。三井不、菱地所などの不動産株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株も高い。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、大成建、清水建などの建設株も堅調。大和証G、野村などの証券商品先物株、INPEX、石油資源などの鉱業株もしっかり。一方、JALなどの空運株や、りそなHD、みずほなどの銀行株が安い。
そのほか、アイネット、安川電、古野電、シンフォニア、日製鋼が上昇。半面、レノバ、神戸物産、楽天銀行、オリオンビール、FIGなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社