19日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比260円程度安い4万3450円前後で推移する。きのう18日の強い地合いが継続。朝方は買いが先行し連日で取引時間中の史上最高値を更新した。ただ、買い一巡後は、一転して利益確定売りに押される展開にあるもようで、午前10時1分には同302円34銭安の4万3411円97銭を付けている。現地18日、トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領との会談が行われたが、ロシアとウクライナの停戦協議には時間を要する可能性が高いと受け止められ、相場への影響は限られた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比85円高の4万3805円だった。
業種別では、全33業種のうち12業種が下落、21業種が上昇している。バンナム、任天堂などのその他製品株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が下落。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株も安い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、ダイキン、菱重工などの機械株も軟調。第一生命HD、東京海上などの保険株や、OLC、リクルートHなどのサービス株も弱い。一方、三井不、菱地所などの不動産株や、中外薬、第一三共などの医薬品株が高い。
そのほか、楽天銀行、サンリオ、フージャース、野村マイクロ、井関農が下落。半面、アステリア、あすか製薬H、飯野海、関電化、スターマイカなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時3分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の後半(18日は147円45−47銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同172円23−27銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社