3日前場の日経平均株価は、前日比29円85銭安の3万9732円63銭と小幅ながら3日続落。TOPIX(東証株価指数)も同7.47ポイント安の2818.57ポイントと下落した。日経平均は小幅高で寄り付いたものの、米国との関税交渉の難航などの不透明要因が意識され、売りが優勢になった。午前9時27分には同94円66銭安の3万9667円82銭を付けた。その後は、押し目を拾う動きから上げ転換して日中高値を更新する場面もみられたが、戻り待ちの売りに上値を抑えられ、前日終値を挟んだもみ合いとなった。
東証プライム市場の出来高は8億5323万株、売買代金は2兆1271億円。騰落銘柄数は値上がり660銘柄、値下がりは906銘柄、変わらずは60銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇した。三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株や、大林組、清水建などの建設株が下落。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、7&iHD、イオンなどの小売株も安い。中外薬、第一三共などの医薬品株や、オリックス、JPXなどのその他金融株も軟調。JR東日本、JR西日本などの陸運株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も弱かった。一方、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株が高い。
個別では、フジHD、ダイセキ、日テレHD、良品計画、シンフォニアが下落。半面、曙ブレキ、メイコー、古河機金、栗本鉄、洋エンジなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社