21日前場は日経平均株価が、前日比247円99銭安の4万2640円56銭、TOPIX(東証株価指数)が同16.36ポイント安の3082.55ポイントと、そろって3日続落した。現地20日の米国株式市場で、NYダウが小幅続伸したものの、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数は続落。日経平均は寄り付き直後に、押し目買いから上げ転換したものの、週末のジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控えて様子見色が強い。上値は重く、午前10時6分に同289円48銭安の4万2599円07銭を付けた。
東証プライム市場の出来高は8億6816万株、売買代金は2兆325億円。騰落銘柄数は値上がりが512銘柄、値下がりは1017銘柄、変わらずは91銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。中外薬、エーザイなどの医薬品株や、大成建、清水建などの建設株が下落。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、JR東日本、JR東海などの陸運株も安い。NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、三井不、菱地所などの不動産株も軟調。バンナム、任天堂などのその他製品株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株も弱かった。一方、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株が高い。
そのほか、第一三共、アンビス、ゼンショーH、野村マイクロ、インフォMTが下落。半面、宝HLD、三井金、ネットプロテ、タカラBIO、ユニチカなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社