7日前場は日経平均株価が、前日比320円22銭高の4万8264円98銭と4日続伸。TOPIX(東証株価指数)が同9.07ポイント高の3235.13ポイントと上昇した。現地6日の米国市場では、オープンAIが、半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)とAI(人工知能)半導体の調達で契約締結したことをきっかけに、AI関連が物色された。ナスダック総合指数は反発し終値ベースの史上最高値を更新した。日本株も、米ハイテク株高を支えにきのうの高市トレードが継続。日経平均は午前9時9分に、同582円57銭高の4万8527円33銭を付け、TOPIXとともに取引時間中の史上最高値を連日で更新した。その後は、急ピッチな上昇が続いていることから、短期的な過熱感を警戒し上値が重くなる場面もみられた。
東証プライム市場の出来高は12億7612万株、売買代金は3兆3756億円。騰落銘柄数は値上がりが821銘柄、値下がりは714銘柄、変わらずは81銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が上昇。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、東電力HD、関西電などの電気ガス株も高い。三井不、住友不などの不動産株や、JAL、ANAなどの空運株も堅調。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株もしっかり。一方、OLC、リクルートHなどのサービス株や、かんぽ生命、東京海上などの保険株が安い。
そのほか、LinkUG、サムコ、ネクステージ、古野電、エンプラスが上昇。半面、GMOFG、アステリア、インターメス、オイラ大地、ハイデ日高などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社