25日後場は日経平均株価が、前週末比33円64銭高の4万8659円52銭と小幅に反発。一方、TOPIX(東証株価指数)は同6.84ポイント安の3290.89ポイントと続落した。3連休明けの東京市場は、現地24日の米国株高を好感。半導体関連などAI関連銘柄の一角が主導し、日経平均は午前9時3分に同556円44銭高の4万9182円32銭を付けた。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りに上値が重く、時間外取引で米株価指数先物が下げていることもあり、上げ幅を縮小。その後も見送りムードが広がるなか下げ転換する場面もみられた。取引終了にかけては、動意薄のなか前週末終値近辺でのもみ合い商状となった。
東証プライム市場の出来高は24億5859万株、売買代金は6兆1958億円。騰落銘柄数は値上がりが772銘柄、値下がりは787銘柄と拮抗。変わらずは53銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落した。古河電工、住友電工などの非鉄金属株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が上昇。エーザイ、第一三共などの医薬品株や、日本紙、北越コーポなどのパルプ・紙株が高い。中部電、関西電などの電気・ガス株や、三井不、菱地所などの不動産株も堅調。JR東日本、JR東海などの陸運株や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株もしっかり。一方、NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、MS&AD、第一生命HDなどの保険株が安い。
そのほか、ラックランド、板硝子、オーケストラ、日本CMK、KOKUSAが上昇。半面、Vキューブ、東電力HD、TOWA、メドレー、ミダックHDなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社