10月1日午前10時13分すぎの日経平均株価は、前日比335円程度安い4万4600円前後で推移する。現地30日の米国株式は、NYダウ・ナスダック総合指数はともに3日続伸。NYダウは終値ベースでの史上最高値を更新したものの、米政府機関の閉鎖を前に一時的にドル売りが進むなど、リスク選好の姿勢は後退した。日本株は、円高もあり売りが優勢で、午前9時25分には同479円52銭安の4万4453円11銭を付けた。その後は、リバウンド狙いの買いで下げ渋る動きにあるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比135円安の4万4855円だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇している。第一生命HD、東京海上などの保険株や、三井不、菱地所などの不動産株が下落。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株も安い。JPX、オリックスなどのその他金融株や、菱重工、IHIなどの機械株も軟調。大和証G、野村などの証券商品先物株や、楽天グループ、リクルートHなどのサービス株も弱い。一方、中外薬、第一三共などの医薬品株や、任天堂などのその他製品株、関西電、中国電などの電気ガス株が高い。
そのほか、ミガロHD、アンドエスティHD、アステリア、日鉄鉱、IDOMが下落。半面、LinkUG、インフロHD、日信号、四国電、スターマイカなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時13分時点で、ドル・円が1ドル=148円台の前半(9月30日は148円06−08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の後半(同173円87−91銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社