18日後場の日経平均株価は、前日比348円41銭高の3万8885円15銭、TOPIX(東証株価指数)が同21.40ポイント高の2808.35ポイントと、そろって3日続伸した。現地17日の米国株式市場で、中東情勢の緊迫化が警戒されNYダウ、ナスダック総合指数がともに下落したことを受け、朝方は売りが先行した。ただ、売り進む動きがみられなかったことや、対ドルでの円安の動きを支えに上げ転換。その後も堅調な地合いのなか、時間外取引で米株価指数先物が堅調な値動きとなったことも意識されたもようで、日経平均はきょうの高値で取引を終えたほか、TOPIXも高値に近い位置で取引を終えている。
東証プライム市場の出来高は16億2632万株、売買代金は4兆541億円。騰落銘柄数は値上がりが1092銘柄、値下がりは461銘柄、変わらずは74銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落した。バンナム、任天堂などのその他製品株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も高い。ニコン、HOYAなどの精密機器株や、東ガス、大ガスなどの電気・ガス株も堅調。大成建、大林組などの建設株や、三井不、菱地所などの不動産株もしっかり。一方、日本製鉄などの鉄鋼株や、郵船、商船三井などの海運株が安い。
個別では、アドクリ、アステリア、日清オイリオ、CARTAH(監理)、島精機などが上昇。半面、ミガロHD、gumi、プロレドP、LinkUG、JSBが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社