10日後場は日経平均株価が、前日比378円38銭高の4万3837円67銭と反発。TOPIX(東証株価指数)も同18.85ポイント高の3140.97ポイントと上昇した。終値ベースでは日経平均が8月18日(4万3714円31銭)、TOPIXが8日の史上最高値をそろって更新した。現地9日の米国株高を受け、日経平均は朝方から買い優勢で取引を開始。一時利益確定売りに押され上値が重くなる場面もみられたが、午後2時30分に同389円48銭高の4万3848円77銭を付けた。その後も取引終了にかけ堅調な値動きが続いた。
東証プライム市場の出来高は19億3865万株、売買代金は4兆4726億円。騰落銘柄数は値上がりが819銘柄、値下がりは725銘柄、変わらずは75銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、中部電、関西電などの電気・ガス株も高い。日立、アドバンテスなどの電気機器株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も堅調。INPEX、石油資源などの鉱業株や、郵船、商船三井などの海運株もしっかりだった。一方、エーザイ、第一三共などの医薬品株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株が下落した。
そのほか、GMOインタ、武蔵精密、キオクシア、デジタルHD、イビデンが上昇。半面、三井ハイ、ベステラ、Bガレージ、大阪チタ、井関農などが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社