26日後場は日経平均株価が、前日比399円94銭安の4万5354円99銭と4日ぶりに反落し安値で取引を終えた。一方、TOPIX(東証株価指数)は同1.67ポイント高の3187.02ポイントと小幅ながら4日続伸し、連日で終値ベースの史上最高値を更新した。現地25日の米国株式は、利下げへの期待感がやや後退し3日続落。日本株もその動きを受け売りが先行し、日経平均は軟調に推移した。一時権利取りの動きを支えに下げ渋る場面もみられた。ただ、週末要因もあり積極的な売買が限られるなか、半導体関連株の弱い動きが続き同指数の重しとなった。
東証プライム市場の出来高は22億181万株、売買代金は6兆2067億円。騰落銘柄数は値上がりが1197銘柄と7割を超えた一方、値下がりは376銘柄にとどまっている。変わらずは44銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち9業種が下落、24業種が上昇した。住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株や、日立、東エレクなどの電気機器株が下落。中外薬、第一三共などの医薬品株や、ソフバンGなどの情報通信株も安い。SUMCO、LIXILなどの金属製品株や、DMG森精機、ディスコなどの機械株も軟調。ニコン、HOYAなどの精密機器株も弱かった。一方、三井不、菱地所などの不動産株や、アサヒ、味の素など食料品株、大成建、大林組などの建設株が上昇した。
そのほか、オリオンビール、TOWA、キオクシア、レーザーテク、SUMCOが下落。半面、LinkUG、パラベッド(監理)、千葉興銀、群馬銀、KLabなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社