市況(場況)

日経平均は400円程度高、買い一巡後はやや上値が重いもよう=11日前場

 11日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比400円程度高い5万1310円前後で推移する。午前9時40分には、同601円40銭高の5万1513円16銭を付けている。現地10日の米国では、政府のつなぎ予算成立への期待感が高まりNYダウが続伸、ナスダック総合指数も3日ぶりに反発、SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)も上昇した。東京市場ではそれらの動きを受け、AI(人工知能)や半導体関連株に買いが向かった。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値が重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所算値比225円高の5万1275円だった。

 業種別では、全33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落している。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ANAなどの空運株が上昇。アシックス、任天堂などのその他製品株や、ソフバンGなどの情報通信株も高い。日立、ソニーGなどの電気機器株や、OLC、リクルートHなどのサービス株も堅調。東電力HD、関西電などの電気ガス株や、中外薬、第一三共などの医薬品株もしっかり。一方、王子HD、日本紙などのパルプ・紙株や、JR東日本、JR東海などの陸運株が安い。

 そのほか、アイスタイル、ブラザー、山一電機、日東紡、カーバイドが上昇。半面、菱ガス化、コーセー、LinkUG、東芝テック、関電化などが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時3分時点で、ドル・円が1ドル=154円台の前半(10日は154円04−06銭)、ユーロ・円が1ユーロ=178円台の前半(同178円17−21銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

中立・客観的立場から豊富で偏りのない金融情報を提供し、投資家の皆様の資産形成に役立つこと」を事業の目的に、金融機関向けアプリ「ウエルスアドバイザー」、金融情報サイト「ウエルスアドバイザーウェブサイト」、スマートフォンアプリ「My投資信託」、「株式新聞Web」等、様々な媒体で金融情報を発信しています。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録