9日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比460円程度高い4万4100円前後で推移する。現地8日の米国株式市場では、利下げ期待が相場を支える格好となり、NYダウ、ナスダック総合指数がともに反発。ナスダック総合指数は約1カ月ぶりに終値ベースの史上最高値を塗り替えた。日本株も米国株高を受けきのう8日の強地合いが継続し、午前9時55分には同541円92銭高の4万4185円73銭と、8月19日に付けた取引時間中の史上最高値(4万3876円42銭)を約1カ月ぶりに更新した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比310円高の4万3970円だった。
業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落している。JAL、ANAなどの空運株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が上昇。ディスコ、菱重工などの機械株や、リクルートH、セコムなどのサービス株も高い。第一生命HD、東京海上などの保険株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株も堅調。三井不、菱地所などの不動産株や、アシックス、任天堂などのその他製品株もしっかり。一方、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が安い。
そのほか、ニーズウェル、芝浦、アドバンテス、トレファク、イチネンHDが上昇。半面、学情、シチズン時計、大阪チタ、ユニオンツル、KLabなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の前半(8日は147円52−53銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の半ば(同173円08−12銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社