3日前場は日経平均株価が、前日比559円49銭高の4万9862円94銭と大幅続伸。一方、TOPIX(東証株価指数)は同1.59ポイント安の3339.47ポイントと小反落した。日経平均は午前11時28分に、同571円13銭高の4万9874円58銭を付けた。現地2日の米国株式市場は、次回FOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ期待が継続し、NYダウとナスダック総合指数が反発。東京市場では、米国株高を追い風に買いが先行した。その後、戻り待ちの売りに上値が重い場面もみられたが、アドバンテスや東エレク、ソフバンGなどのAI関連銘柄が物色され上げ幅を拡大したことから、高値圏で前場の取引を終えている。
東証プライム市場の出来高は10億6068万株、売買代金は2兆6248億円。騰落銘柄数は値上がりが524銘柄にとどまったが、値下がりは1025銘柄と多い。変わらず60銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち13業種が上昇、19業種が下落、繊維1業種がほぼ変わらず。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、三菱電、キーエンスなどの電気機器株が上昇。ディスコ、菱重工などの機械株や、楽天グループ、リクルートHなどのサービス株も高い。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株も堅調。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、関西電、東ガスなどの電気ガス株が下落。イオン、ニトリHDなどの小売株や、JR東日本、JR東海などの陸運株、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も安い。
そのほか、スクリン、TBASE、ルネサス、太陽誘電、F&LCが上昇。半面、ペプチドリム、UACJ、アドクリ、物語コーポ、ネットプロテなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社