27日後場の日経平均株価は、前日比566円21銭高の4万150円79銭と大幅に4日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同35.85ポイント高の2840.54ポイントと急伸した。日経平均は1月7日に付けた年初来高値(4万83円30銭)を約5カ月半ぶり、TOPIXは3月27日の年初来高値(2815.47ポイント)を3カ月ぶりに、それぞれ塗り替えた。現地26日の米国株式市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)に対する利下げ期待が継続し、NYダウ、ナスダック総合指数ともに上昇。米株高を受けて日本株も朝方から買いが先行。強い地合いが続くなか、日経平均は午後零時42分に同683円26銭高の4万267円84銭と、1月7日に付けた取引時間中の年初来高値(4万288円80銭)に迫る場面もみられた。ただ、連騰となっていることや週末要因などから、取り引き終了にかけて上値は重かった。
東証プライム市場の出来高は22億84万株、売買代金は5兆9221億円。騰落銘柄数は値上がりが1183銘柄、値下がりは391銘柄、変わらずは45銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、日立、ソニーGなどの電気機器株も高い。ディスコ、菱重工などの機械株や、OLC、リクルートHなどのサービス株も堅調。アシックス、任天堂などのその他製品株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株もしっかりだった。一方、INPEX、K&Oエナジなどの鉱業株や、アサヒ、JTなどの食料品株が下げた。
個別では、アドクリ、シンフォニア、板硝子、亀田菓、住友鉱が上昇。半面、北里コーポ、Mエンター、AndDo、gumi、サンウェルズなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社