18日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比60円程度高い3万8600円前後で推移する。午前9時37分には、同89円35銭高の3万8626円09銭を付けた。現地17日の米国株式は、中東情勢の緊迫化が警戒されNYダウ、ナスダック総合指数がともに下落。東京市場では、米国株安の流れやきのう17日まで続伸していた反動から、売り優勢で取引を開始した。ただ、対ドルでの円安の動きを支えに上げ転換した後も堅調な値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比280円安の3万8230円だった。
業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落している。アシックス、任天堂などのその他製品株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、東ガス、大ガスなどの電気・ガス株も高い。大林組、清水建などの建設株や、JAL、ANAの空運株も堅調。島津製、HOYAなどの精密機器株や、三井不、菱地所などの不動産株もしっかり。一方、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、郵船、商船三井などの海運株が弱い。
個別では、アドクリ、日清オイリオ、CARTAH(監理)、SREHD、ラウンドワンなどが上昇。半面、サンケン、ミガロHD、阿波銀、大阪チタ、SWCCが安い。
東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=145円台の前半(17日は144円53−55銭)、ユーロ・円が1ユーロ=167円前後(同167円04−08銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社