市況(場況)

日経平均は608円高、総じて堅調推移し終値で5万円大台回復=27日後場

 27日後場は日経平均株価が、前日比608円03銭高の5万167円10銭と大幅に3日続伸。終値ベースでは、17日(5万323円91銭)以来、約2週間ぶりに5万円の大台を回復した。TOPIX(東証株価指数)も同13.07ポイント高の3368.57ポイントと続伸した。現地26日の米国株高を受けて買い優勢の展開となり、日経平均は午前9時39分に、同763円07銭高の5万322円14銭を付けた。TOPIXも13日の終値ベースの史上最高値(3381.72ポイント)を上回る場面もみられた。その後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられたが、総じて堅調に推移した。ドル・円相場が一時1ドル=155円台の後半と、朝方の水準から円高方向に振れたものの、影響は限られた。現地27日の米国株式市場は感謝祭で休場となることから、後場に入り積極的な売買は限られたもよう。

 東証プライム市場の出来高は19億186万株、売買代金は4兆9659億円。騰落銘柄数は値上がりが969銘柄、値下がりは566銘柄、変わらず68銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。アドバンテス、東エレクなどの電気機器株や、古河電工、住友電工などの非鉄金属株が上昇。日鉄鉱、INPEXなどの鉱業株や、TOTO、ガイシなどのガラス土石株も高い。洋缶HD、ニッパツなどの金属製品株や、デンカ、イビデンなどの化学株も堅調。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、三井不、菱地所などの不動産株もしっかりだった。一方、中外薬、エーザイなどの医薬品株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株が安い。

 そのほか、アドクリ、LinkUG、山口FG、スカパーJ、レゾナックが上昇。半面、ネクセラ、ライドリC、FPパートナ、TAKARA、トーセイなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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