19日前場は日経平均株価が、前日比61円99銭安の4万3652円32銭、TOPIX(東証株価指数)も同1.70ポイント安の3119.26ポイントと、そろって3日ぶりに反落した。現地18日の米国株式はまちまちだったが、朝方の日本株は前日の強い地合いが継続。日経平均は連日で取引時間中の史上最高値を更新する場面もみられた。ただ、買い一巡後は2日間で1000円を超える上昇となっているだけに短期的な過熱感が警戒された。利益確定売りに押されるなか、午前10時1分には同302円34銭安の4万3411円97銭を付けた。その後は、押し目を拾う動きから下げ渋る展開で前場の取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は10億2455万株、売買代金は2兆7123億円。騰落銘柄数は値上がりが910銘柄に対し、値下がりは635銘柄で値上がりが多い。変わらずは75銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち10業種が下落、23業種が上昇した。バンナム、任天堂などのその他製品株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が下落。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も安い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株も軟調。ダイキン、菱重工などの機械株や、OLC、リクルートHなどのサービス株も弱かった。一方、中外薬、第一三共などの医薬品株や、三井不、菱地所などの不動産株が高い。
そのほか、楽天銀行、サンリオ、フージャース、宮越HD、野村マイクロが下落。半面、アステリア、あすか製薬H、アドクリ、飯野海、関電化などが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社